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2021.02.19 

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認知症患者の預金口座引き出し可能に?

「認知症患者の預金、代理権のない親族の出金可能に 全銀協」2月18日、産経新聞
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6385493

 認知症患者の預金口座から、生活に必要なお金を引き出すことについて、代理権の無い親族にも認めようとの検討が始まるようです。
 まだ見直しの段階のようですが、家庭裁判所から選任された成年後見人を利用せず、端的にご家族の方がご本人さんに代わって必要費を引き出せるようになりそうです。確かに便利な話ではありますが、どのような要件で可能とするのか、同居の家族なのか、戸籍か住民票の提出が求められるのか、診断書の提出が必要になるのか、預金の引き出し目的を書面で提出することになるのか、そもそもの法律構成をどのように考えるべきか、等々気になるところであります。ご本人様とご家族の関係性も様々です。
 ご本人様の財産保護と、利用しやすい生活支援とのバランスをどのように実現していくか、注目です。
                                徳丸修一

 


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